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　新上五島町江ノ浜地区に伝わる伝統行事「江ノ浜念仏踊り（きゃあ念仏踊り）」が8月15日、同地区で開かれ、地元住民らが見守るなか幽玄な踊りが奉納されました。
　念仏踊りは、先祖の供養を目的に、江ノ浜で毎年お盆に行われています。有川町郷土誌によると少なくとも明治時代には行われていて、町の無形民俗文化財にも指定されています。
　この日の夕、赤や青の色鮮やかな衣装に身を包んだ地元の高校生ら男性７人が、太鼓や空樽などを前にかけて墓地に登場。「鉦（かね）打ち」と呼ばれる二人の呼びかけに調子を合わせ、「ナモデイ　ナーモデイ」などと唱えながら墓前３カ所で息の合った踊りを披露しました。