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　10月28日（月）、奈良尾公民館において、奈良尾公民館講座「奈良尾のアコウ染物体験教室」を実施しました。活水女子大学健康生活部生活デザイン科寺田貴子教授を講師としてお招きし、国の天然記念物に指定された「奈良尾のアコウ」の落ち葉を使用し、スカーフ染めに挑戦しました。
　この取組みは、将来に向けた奈良尾のアコウの保全管理と活用を検討していこうと立ち上げられた検討委員会で、周辺住民の負担となっている落ち葉拾いの負担を少しでも軽減できるよう、落ち葉を利用できないか模索する中で、染物に活用できるということがわかり、今回の講座開催となりました。
　寺田先生から、染物の基礎及び手順について教わった後に、実際に染色・媒染・水洗い・乾燥の行程で染物作りに挑戦しました。参加者からは「青々した生葉ではなく、枯れて落ちた落ち葉から染めができることに驚いた」といった声や、色素を抽出するため約２時間の煮出し作業の際に良い香りがしたため、「ハーブティーとしても使用できるのでは」との新たな活用策の声があがっていました。
講義中
煮出した後のアコウの葉
染色中
左；染色前のスカーフ　　　右；染色後のスカーフ