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去る12月4日（金）、田坂章吾院長（85）、妻の和子さん（77）への感謝とこれまでのご功績に対して、診療所跡に建立した記念碑の除幕式を執り行いました。
田坂院長は、昭和38年にそれまで奈摩地区で開業していた医師が長崎に移転し、無医地区となったため地元から強い要望を受け開業。 昭和47年には旧上五島町青方地区に医院を新築し、診療の拠点を移し、奈摩地区の医院は出張診療所として平成27年3月末閉院するまでの51年間、島内唯一の開業医として、医院での診療はもとより、地域住民の医療及び精神的な支えとして、離島医療の発展に寄与され、本町に多大なる功績を残されました。
除幕式当日には、寒い中、地域住民の皆様、以前医院に勤務されていた方々、約50名の皆様が見守る中、江上悦生町長から田坂院長へ感謝状、奥様へ内助の功を称え花束の贈呈がなされました。
現在、診療所は、田坂院長の御厚意により、土地・建物共に町に寄附され、平成27年4月1日から新上五島町立奈摩診療所として、田坂院長の意思を引き継いでおります。