観光・文化・スポーツ

7月29日から8月3日にかけて、新上五島町の中学生15名がシンガポール共和国での海外研修に参加しました。コロナ禍による中断を経て、昨年再開されたこの研修は、今年も無事に実施され、生徒たちは異文化体験と交流を深める貴重な時間を過ごしました。
《事前研修で準備万端！》
出発前に実施された6回にわたる事前研修では、シンガポールの文化や歴史について学び、英語でのコミュニケーションスキルを磨きました。生徒たちは、現地での交流に向けて熱心に取り組み、期待に胸を膨らませていました。  
《町長・教育長表敬訪問》
7月26日には、町長と教育長への表敬訪問も行われました。生徒代表が研修への意気込みを語り、町長と教育長からそれぞれ激励の言葉をいただきました。
《チョアチューカン中学校との交流 》
研修のハイライトの一つは、チョアチューカン中学校との学校交流でした。生徒たちは、現地の生徒たちとペアを組み、授業やシンガポール文化体験、昼食を共にしました。言葉の壁を越えて積極的にコミュニケーションを図り、笑顔があふれる交流の様子からは、国境を越えた友情が育まれていることがはっきりと感じられました。

また、本町の生徒たちは、事前研修で準備を重ねてきた新上五島町や日本文化を紹介するプレゼンテーションを堂々と英語で行い、聞き入った現地生徒たちからは「実際に行ってみたい！」という嬉しい感想が聞かれました。学校交流の後には、近くのショッピングモールへ移動し、ペアの生徒たちと一緒に買い物を楽しみました。まるで現地の学生のように、友達同士で過ごす楽しいひとときを満喫し、シンガポールの日常を肌で感じることができました。



《シンガポールの魅力を満喫 》
研修中は、シンガポールの多様な文化と触れ合う機会が豊富にありました。マリーナベイ・サンズや、近未来的な人口樹「スーパーツリー」が立ち並ぶガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、人気のリゾートアイランドであるセントーサ島、世界初の夜間専用動物園のナイトサファリなど、シンガポールの魅力を象徴する観光地を訪れました。




生徒たちは班ごとに分かれてシンガポール市内を探索する自主研修も行いました。チャイナタウンやアラブストリートなど、それぞれが事前に調べて選んだ場所を訪れ、多国籍な人々が行き交い、異国情緒あふれる街並みを堪能しました。




また、シンガポールならではの食文化体験として、ホーカーズと呼ばれる屋台村も訪れました。多様な料理が並ぶ中から、思い思いの料理を注文し、地元の人々に混じって食事を楽しみました。


この研修は、生徒たちにとって異文化理解を深め、国際的な視野を広げるとともに、英語でのコミュニケーション能力を向上させる貴重な機会となりました。この経験は、彼らの今後の学校生活や将来にとって、かけがえのない財産となるでしょう。
新上五島町未来にはばたく海外研修事業は、子どもたちが国際社会で活躍するために必要な資質や能力を培うことを目的に実施している取り組みです。今後も、このような事業を通じて、グローバル社会で活躍できる人材育成に努めてまいります。